出版社内容情報
経済体制のあり様に対して,自由放任・個人主義的,混合経済的,マルクス主義的なビジョンを持つ,現代経済学に大きな影響を及ぼしている22人の経済学者が,経済学と人生に関して,考え抜かれた示唆を提供する.
内容説明
なぜ経済学者になったのか。現代経済学に大きな影響を及ぼしている22人の碩学が、経済学とその人生哲学について語る。経済学は、知識と技術だけでなく、道徳哲学としての性格を持っているという共通の主張は、学問および人生にかんし、考え抜かれた示唆を提供している。
目次
オースティン#ロビンソン―経済学者としての私の実習時代
ヤン#ティンベルヘン―最も緊急な問題をまず最初に解決しよう
ニコラス#ジョージェスク=レーゲン―自らを語る
ケネス・E#ボールディング―化学から経済学へ、そして経済学を超えて
チャールス・P#キンドルバーガー―私の仕事哲学
ティボール#シトフスキー―私の福祉への模索
リチャード・A#マスグレーヴ―社会科学と倫理と公共部門の役割
モーリス#アレ―研究に向けての情熱
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
24
市の図書館本で上下巻をほぼ一気に読みました。 残念ながら一応ヘンサチ的には難しいはずの学部で経済学科専攻でしたが、私が知らない研究者名がちらほら。 ただ、記事が長く載っているジョーレスク・レーゲン氏とかは既存の経済学の限界を明確に意識されていて、エントロピー学会的な、熱力学的世界観に基づく新たな経済学(古典力学的な決定論的な世界観ではない)を終生、模索されていた経済学者の1人でしたね。 やはり都留重人氏があとがきに書いているように、経済学以外の分野から入ってきた研究者の方が柔軟で視野が広いです。2023/05/31
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