出版社内容情報
政教分離,信教の自由,宗教団体自治といった問題について,ユダヤ=キリスト教の歴史的展開を踏まえたうえで,欧米諸国およびわが国の憲法構造に重点を置きつつ,各国の宗教団体紛争処理のありようを比較法的に検討する.
内容説明
国家は、個人の信教の自由、あるいは宗教団体の内部紛争に対し、どこまで司法的に介入することができるだろうか。ユダヤ=キリスト教の歴史的展開を踏まえたうえで、政教分離、信教の自由、宗教団体自治の問題を、主として「宗教団体とその紛争処理」の問題に焦点を絞り、アメリカ、フランス、ドイツ、ソ連、日本の憲法構造に重点を置いた、比較法的検討を行なう。
目次
第1章 現代国家と宗教団体
第2章 ヨーロッパにおける国家と宗教団体
第3章 アメリカにおける宗教団体とその紛争処理
第4章 フランスにおける宗教団体とその紛争処理
第5章 ドイツにおける宗教団体とその紛争処理
第6章 ソ連における宗教団体とその紛争処理
第7章 日本における宗教団体とその紛争処理