出版社内容情報
いままで『源氏物語』はそのヒロインについて語られることが多く,男の存在感はともすれば薄いものでした.前著『源氏物語の男たち』に続いて,そこに登場する男たちの魅力を描き,永遠に変わらぬ男の本質を浮彫りにします.
内容説明
源氏読みの第一人者がときあかす王朝のヒーローたちの素顔とその魅力。はじめて書かれた源氏物語男性図鑑。
目次
1 ミスター・薫の場合
2 桐壺院の場合
3 ミスター・頭中の場合
4 朱雀院の場合
5 点景の男たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お涼
21
『源氏物語』に登場する男性陣の解説、第2弾。薫や桐壺院、頭の中将など。物語の説明も挟みつつなので各人のキャラクターがよく分かる。私はなにかと日陰の扱いになってしまう朱雀院に心引かれる。優しさゆえのひ弱さが垣間見られた朱雀院だけど、最後はきちんと自分の意志を主張したのが小気味良い。いつか源氏物語ミュージアムに行ってみたい。【図書館本】2020/05/24
三毛猫座(みけ
1
R.I.P.2019/06/15
弾む
1
源氏物語に登場する男性キャラクター各々に注目してダイジェストで源氏物語の内容を振り返るといった感じでした。ときには面白おかしく親しみをもっての紹介なので、あっさりと源氏物語を読んでみたい人にはきっとおすすめ。2018/10/09
マッキー
0
「源氏物語」に登場するメンズのひとりひとりについてわかりやすく紹介されている本。この本は「源氏物語のおとこたち」という光源氏とその息子夕霧について描かれている本の続編で、頭の中将や光源氏の末子薫たちのことが描かれている。マンガを読んでからだったので、いろんなシーンがヴィジュアル的に思い出され、「あさきゆめみし」の素晴らしさを更に実感。さて、ウォーミングアップが終わったところで「新源氏物語」読んじゃおうかな?2013/04/21