出版社内容情報
われわれの身の回りの「経済の常識」なるものは,「人間の立場」からみるとどのように評価できるのだろうか.自動車文明,学歴社会,国鉄民営化等々の具体的事例をとりあげて,いま,若い人たちに贈る警世の書.
内容説明
自動車文明、学歴社会、国鉄民営化。この実現を経済学の眼で見る。
目次
第1章 成長イデオロギーを糾す
第2章 GNP指標の水増しと片手落ち
第3章 学歴社会なるものについて
第4章 貨幣はヴェールか
第5章 「大型間接税」導入の是非―税制改革への期待
第6章 今や経済問題は内政ではない
第7章 初めに分割・民営化ありき―国鉄再建の問題点
第8章 アメリカ社会の光と影
第9章 医療の内実と外延
第10章 経済学は科学たりうるか