言語と国家-言語計画ならびに言語政策の研究

言語と国家-言語計画ならびに言語政策の研究

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  • サイズ B6判/ページ数 352,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000005883
  • NDC分類 801.03

内容説明

発展途上国における植民地支配の遺制、アメリカの少数言語を母語とする人々が抱える困難、またヨーロッパへの移住労働者=少数民族集団の登場など、言語問題は現代社会にとっての“アキレス腱”である。国家がなければ言語問題の大分は生じないであろうが、解決の任にあるのも国家である。国家による理性的・人間的な言語政策実現のために科学的根拠を与えるべく、豊富な例証に歴史的・社会心理学的・文化人類学的な光をあて、問題の所在を明らかにする。社会言語学の最新研究分野での成果。

目次

1 世界の言語区分―言語、方言、民族
2 言語のイデオロギー化と政争化
3 複数言語社会
4 統治者ノコトバハ国ノコトバ―植民地主義の言語的遺産
5 ピジンおよびクレオール語
6 世界語としての英語
7 文字化と識字運動―言語計画と社会的監査
8 近代化と言語計画―インドネシアと日本の実例
9 結語―政治要件としての言語