出版社内容情報
近代天皇制の本格的形成過程を廃藩以降の時期に捉え,明治15年末までに制定された広汎多岐にわたる諸制度・諸政策をできるだけ包括的に検討して当時の国家構造の特質を解明し,併せて国家の本質という問題にまで迫る.
内容説明
廃藩以後を近代天皇制の本格的形成過程をとらえ、政府が制定した諸制度や諸政策の内面的連関を包括的に検討し、国家の本質を解明。
目次
第1章 政治的支配の再編成
第2章 政府の内情および政府と士族の関係
第3章 経済的支配の再編成
第4章 統治態勢の修正
第5章 財政難(12・13年)をめぐって
第6章 14年政変をめぐって
第7章 14年政変以後
第8章 壬午変乱から15年末まで