温泉権

温泉権

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000002523
  • NDC分類 324.2
  • Cコード C3032

出版社内容情報

著者が生前,著作集から温泉権についての論文だけをまとめた川島温泉権論の集大成.基礎理論・旧慣温泉権・温泉権の変動と明認方法・温泉の集中管理,の4部から成り,重要な判決や事例研究を収録している.

内容説明

温泉権は民法をはじめ制定法の条文で保障されていない権利であるため、その研究は著しく立ち遅れ、現代に通用する学術書は広く切望されているのに存在していない実情にある。そこで著者は生前、川島著作集から温泉権についての論文だけをまとめて公刊する手筈を調えていた。本書はその結実であり、川島温泉権論の集大成である。

目次

1 基礎理論(温泉法学への序説;温泉権に関する基礎的諸問題)
2 旧慣温泉権(近代法の体系と旧慣による温泉権;事例研究 城崎〈兵庫県〉の旧慣温泉権にかかわる訴訟事件―その法律上の問題点と実際上の波及効果)
3 温泉権の変動と明認方法(温泉権の譲渡および担保;物権的温泉利用権の設定とその「明認方法」―葉山温泉〈山形県〉事件を中心として)
4 温泉の集中管理(温泉の集中管理―その法的側面と社会工学的=法的処理の必要性;事例研究 城崎温泉〈兵庫県〉の集中管理〈意見書〉;事例研究 大鰐温泉〈青森県〉の集中管理)