小樽の反逆―小樽高商軍事教練事件

小樽の反逆―小樽高商軍事教練事件

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000002516
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1925(大正14)年,「朝鮮人暴動」を想定した軍事教練の実施に小樽高商から挙がった抗議の声は,全国に広がった.しかし治安維持法下の弾圧,町には軍靴の足音が――.小樽の判事だった著者の父の目を通して描くドキュメント.

内容説明

1925年、軍事教練が全国の中学校から大学にいたるまで「正課」として実施されることになった。雪虫が舞いはじめた10月15日、小樽高商でも初めて軍事教練が行われることになる。当初は「遠足ぐらいの気持ち」でのんびりしたものだった。ところが、配布された軍事教練の“想定”文書が大問題に―。小樽高商から挙がった抗議の声は全国に広がっていく。小林多喜二・伊藤整・山田順子・岡田嘉子など多彩な人物が登場。当時、小樽で判事をしていた筆者の父の目を通して描く迫真のドキュメント。

目次

大正デモクラシーの残光
ハイカラ港町小樽
小樽高商と小林多喜二
巣立ちの街
小樽高商軍教事件
軍靴の足音

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もっち

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小樽高商ということで読んでみた 大正末から昭和初めにかけて、小樽とそこから見た日本の情勢のドキュメンタリー風小説…ということになろうか しかしサブタイトルにもなっている「教練事件」は本筋というわけでもなく、というか時間や場所があちこち飛ぶので結局何が本筋なのか分からない 文章はとても読みやすいけれど、調べたことをだらだら書いているだけという感じでどうにも散漫な印象だった2011/04/27

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