出版社内容情報
「書かれた言語」が12世紀末の民衆の知性にいかなる影響を及ぼしたのかに始まり,言語が記号以外の何者でもなくなりつつある現代の危機的状況を解明.「書かれた言語」を活きた日常言語に回復する途を模索する.
内容説明
『シャドウ・ワーク』『ジェンダー』などの著書による現代産業文明の鋭い批判は、日本でも大きな反響を呼んだ。「書かれた言語」が12世紀末の民衆の知性にいかなる影響を及ぼしたのかに始まり、言語が記号以外の何ものでもなくなりつつある現代の危機的状況を解明する。「書かれた言語」を生き生きとした日常言語に回復する途を模索する。
目次
第1章 言葉と歴史
第2章 記憶
第3章 テクスト
第4章 翻訳と言語
第5章 自我
第6章 作りごとと物語
第7章 教えられた母語から、ニュースピークとユニックワックへ
追記 沈黙とわれわれなるもの