イスラーム哲学史

イスラーム哲学史

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  • サイズ A5判/ページ数 xix,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000000901
  • NDC分類 167.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

アラブを核とするイスラーム世界を支える「イスラーム」の理念とは何か.イラン・シーア派の秘教的教義にその特質を見出す著者が,独自の現象学的方法によって,コーランに啓示されたイスラーム哲学の生の躍動を描き出す.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

6
ハイデガー『形而上学とは何か』のフランス語訳者でその注釈的方法を学んだ著者は、ムハマンドの慣行やその共同体を受け継ぐスンニ派でなく、預言者の指導を重視するシーア派の文献を重視して本書を書いたという。様々な迫害に耐えて世俗化を跳ね返すシーア派の原動力は、預言者ムハマンドの死に面して真理を外的なもの(ザヒール)と内的なもの(バーティン)に区別し、言葉による預言の断絶という事態に内的なものの指導(イマーム)から迫るその神学原理にある、と本書はいう。人類が天の委託を担うのは聖なる愚かさ、内的な粗暴さの故とされる。2021/08/15

牛タン

2
内容:一般にイスラーム哲学とよばれているイブン・スィーナーやイブン・ルシュドらの新プラトン主義的な哲学とは一線を画すシーア派預言者哲学を中心に据えた哲学探求の歴史。また前者の範疇のイスラーム哲学はイブン・ルシュドで終わったとされるが、著者の主張ではそれはイスラーム哲学史全体の第一期に過ぎず、第二期としてそこからサファヴィー朝の「シーア派ルネサンス」までの時代、第三期としてそこから現代までの時代区分ができるという。感想:イスラーム哲学の基礎知識がないので人物と書物が羅列されるようにしか見えなかった。要再読2017/01/29

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