夏目雅子―２７年のいのちを訪ねて

夏目雅子伝刊行会【編】

まどか出版（2001/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 166p／高さ 22cm
• 商品コード 9784944235063
• NDC分類 778.21
• Cコード C0095

内容説明

この女優の鮮烈な生涯。

目次

第１章　女優を語る、人を語る
第２章　小達雅子の肖像
第３章　夏目雅子の横顔

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺]

身近な人達の証言で綴る夏目雅子伝。皆が共通して言うのは、彼女が他人に対して意地悪な所が無く、また差別の無い人であったという事。小さな頃から変わらず、有名になっても他人の出自や境遇、立場や障害にかかわらず、フェアに接していた数々の事実。これにはちょっと泣きたくなった。若き人気女優の死というだけでなく、一つの綺麗な精神の死であったのだと思うと30年後の今でも惜しまれる。夏目の実家・小達家は在家日蓮宗浄風会の信者であったので、ラストに母による信仰の話があり少し醒める。それ系の出版社の本。だが良い本だ。

2015/11/14