内容説明
本書は前書の『幻獣世界の住人たち』と同様に現実の世界における戦士たちの姿とはどんなものであるかを皆さんに紹介する本です。実在するアーサー王とはどんな姿なのか、ローマ兵や十字軍の騎士達の装備はなんだったのか、武器や鎧の本当の姿、あり方はどうだったのかをしばし堪能してください。
目次
第1章 戦士(ギリシア時代の戦士;ローマ時代の戦士達;暗黒時代の戦士;十字軍の時代の戦士達;イスラム世界の戦士達;中世―ルネサンスの戦士;16世紀以降の戦士;中国の戦士)
第2章 戦術
第3章 軍制
第4章 海軍
第5章 攻城戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suzuki-takefumi
2
ファンタジー武器防具カタログではなく、その装備が成立した背景、技術進化、戦術の変遷を踏まえての記述となっているのが実によい。イスラム、ポーランドなど、日本ではマイナーな地域が扱われているのもいい。2012/01/12
魔風
1
戦士と銘打ちながらも中世時代の様々な国の兵士装備やら隊列やらなど戦争に関する様々な知識が詰め込まれている結構うんちくになるからこのシリーズ好きだわ2024/04/03
decuno
1
内容はまあいいのですが、図が昔のコンピューターで描かれててあまりにも抽象的でよくわかりづらい所が残念。初版が出たのが1988年だから仕方ないかもしれませんがどうにかして欲しかった。2011/12/13
すがし
1
武器マニア的な図版の列記ではなく、武器の背景や運用にまで踏み込んで立体的に描きだそうとするその姿勢が実にすばらしい。一般的なニーズがあるとはいえないマニアックな作りになってしまったことは否めないが、こういう本があるということはとても意味のあることだと思う。2011/07/29
工具漢
1
本としても資料としても面白い内容。武器屋防具だけでなく、攻城兵器や陣形まで紹介しているのがよかった。2009/09/29