内容説明
「白馬童子」から「極道の妻たち」「流れ板七人」…つねに東映の4番打者としてヒットを量産しつづける職人ライターの秘密に迫る。1996年度第38回牧野省三賞受賞。
目次
第1章 集団時代劇のアイデア勝負(ガリレオ事件;脱スター主義 ほか)
第2章 実録のロマネスク(任侠映画の補欠番;『まむしの兄弟』―任侠映画のアヴァンギャルド ほか)
第3章 バトラーとしての女性(『極道の妻たち』―新たな女性ヒーローの誕生;『妖艶毒婦伝 般若のお百』―精力絶倫のドラマトゥルギー ほか)
第4章 新たなる東映エンターテインメントに向かって(『極妻』の十年;東映流の作劇術 ほか)