内容説明
北のスパイだって人間だ。韓国で大ヒットを記録したドキュメンタリー映画をオウム真理教信者の日常を捉えた映画『A』で知られる森達也が解説。
目次
監督自身による映画『送還日記』のあらすじ
評論 ためらい、葛藤するカメラ
対談 彼らと僕らは違うのか?(キム・ドンウォン×森達也)
採録シナリオ
用語解説
映画『送還日記』と長期囚についての年譜
著者等紹介
森達也[モリタツヤ]
1956年広島県呉市生まれ。テレビディレクター、映画監督。1989年、テレビ番組制作会社に入社。小人プロレスに取材したテレビドキュメンタリーをはじめ40本以上の番組を制作。1996年オウム真理教による地下鉄サリン事件を契機にオウム報道が過熱していくなか、広報部荒木浩を中心とするオウム信者の日常に取材したドキュメンタリー番組を企画。オウムに関する報道姿勢の見解の相違から所属していた番組制作会社との契約を解除することになる。しかし、その後もフリーランスとして取材を続け、1998年ドキュメンタリー映画『A』として公開。国内だけでなく、ベルリン国際映画祭に正式招待されるなど、海外でも高い評価をうける。2001年には、続編となる『A2』を完成させ、山形国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞、市民賞をダブル受賞する。また、映像作品だけでなく、著作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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