内容説明
考古学的映画史研究を嘲笑い、鼻持ちならないインテリ・シネマをぶっとばす、笑撃のバトル・アクション映画本。圧倒的詭弁の迫力と、強引な力技的説得力、これは映画評論の革命だ。
目次
1 ポン引き批評宣言(ポン引き批評宣言;映画格闘技伝説;江戸木国際ファンタスティック映画祭;インターミッション;巨匠たちの真実と陽の当たらない傑作のツボ;新中華電影覇道を征く)
2 ビデオ惹句術~地獄の映画軍団(C級映画狂時代;悪魔と死霊のバトルロイヤル;地獄だらけの戦場;外人ニンジャ軍団怒濤の襲来;『死霊の盆踊り』伝説;モラル無視!掟破りのハルマゲドン〈最終戦争〉;悪魔の毒々映画会社;シモネタ・ウォーズ/エッチがいっぱい!;死霊はまだ踊っているか?)
感想・レビュー
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uburoi
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今やブルーレイの時代にB級C級Z級の劇場未公開映画ビデオがレンタル屋に競って並んだ懐かしい時代の最盛期をさらに振り返る貴重な記録本(?)。ビデオ現役の頃に一度読んでいるが、前半のB級映画批評(というか推薦文)も江戸木調の勢いですこぶる楽しい。新たな発見は『コンバット・恐怖の人間狩り』だ。町山『トラウマ映画館』にはビデオもDVDも発売していないとあったが、なんと江戸木命名でビデオ販売されているではないの。内容には何のコメントも無いけど、町山を唸らせたぐらいだからTSUTAYAでDVDにしてくれないかな。2014/10/01