出版社内容情報
解き放たれた”臥竜”諸葛亮。荒ぶる魂を知略にかえて邁進する周瑜。希代の軍師たちは、天河を翔る。戦わざるは死、敗れるもまた死なり。
内容説明
決戦!赤壁の戦い。覇者・曹操に挑む二人の智将!解き放たれた“臥竜”諸葛亮。荒ぶる魂を智略にかえて邁進する周瑜。希代の軍師たちは、天河を翔る。戦わざるは死、敗れるもまた死なり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤枝梅安
31
周瑜が曹操の水軍に焼き討ちをかけた有名な「赤壁の戦い」とその前後の動きを描く。曹操の動きを把握して周到に作られた周瑜の戦略と、それを完全に読みきる孔明との静かな「戦い」も細かに描かれている。印象的なのは138ページの劉備と孔明の会話。黄蓋が偽装降伏し戦いが始まる直前である。周瑜という人間を理解できるものが周瑜の近くにはいない、と劉備は言う。 「非凡だということは、孤独だということだ。私の麾下に加わってくれたおまえに、孤独な生涯を送らせたくはない。凡人を理解できる非凡さを、おまえは持つことができるはずだ。」2010/11/25
koba
25
★★★☆☆2012/10/13
秋桜
13
緊張、興奮、感動! 赤壁で繰り広げられる、男の誇りをかけた一生に一度の大勝負! 曹操と闘う決意をする孫権の姿に、興奮しすぎて泣いてしまう(笑) 降伏派と主戦派に分かれていた会議を黙らせる。 そして赤壁。体がカーっと熱くなってくる。最高!2012/01/30
calaf
9
これが赤壁の戦いか!名前は知っていたけど、内容は全く知らなかった(というか忘れ去っていた) (^_^;;; それにしても、曹操というのは運の強い人だ...2012/04/18
しの
7
赤壁!なんで赤壁と呼ばれるようになったのか・・・ふむふむなるほど。それぞれの思いはいろんな方向に進み始め、すれ違いはじめ、いよいよって感じです。そして、赤兎の子供が登場した時は思わず涙。呂布との悲しい別れに耐え、赤兎らしく強く懸命に生きていたのですね。2016/03/31