新潮選書<br> カネと文学―日本近代文学の経済史―

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

新潮選書
カネと文学―日本近代文学の経済史―

  • 著者名:山本芳明【著】
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 新潮社(2013/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106037245

ファイル: /

内容説明

明治時代、文士は貧乏の代名詞だった。日露戦争や二度の世界大戦という激動の時代に、その状況はどう変化していったのか。痛ましい生活難をしのぎ、やがて社会的地位を獲得、ついには億を稼ぐ高額所得者が輩出するまで……。日記や書簡、随筆に綴られた赤裸な記録をもとに、近代文学の商品価値の変遷を追うユニークな試み。

目次

第1章 大正八年、文壇の黄金時代のはじまり(あがる原稿料 売れる単行本 ほか)
第2章 文学では食べられない!(作家と報酬との極めて遠い関係 試された啄木の「文学的運命」 ほか)
第3章 黄金時代の作家たち(島田清次郎とその時代 島田清次郎の栄光と悲惨 ほか)
第4章 円本ブームの光と影(黄金時代の終焉 縮む文学市場 ほか)
第5章 文学で食うために(芥川賞制定における文藝春秋社の戦略 それは「純粋小説論」から始まった ほか)
第6章 黄金時代、ふたたび(単行本がまた売れ出した 伊藤整『太平洋戦争日記』の経済学 ほか)

最近チェックした商品