内容説明
野原で遊んでいたら、ズボンの裾や靴ひも、上着の袖などに植物の実が付いていたことはないだろうか。これらの服に付く実は、関西周辺では親しみをもって「ひっつきむし」や「くっつきむし」などと呼ばれている。本書では、「果実やそれに連なる部分に付着するための構造を特に発達させている植物」を基準に「ひっつきむし」をピックアップした。また近い仲間(同じ属)の植物など「ひっつきむし」と考えられる植物もできるだけ取り上げてある。
目次
オオオナモミ
イガオナモミ
オナモミ
トゲオナモミ
オヤブジラミ
ヤブジラミ
ウマノミツバ
ウマゴヤシ
コウマゴヤシ
モンツキウマゴヤシ〔ほか〕
著者等紹介
北川尚史[キタガワナオフミ]
昭和10年広島県生まれ。昭和33年京都大学理学部植物学科卒業。平成12年奈良教育大学名誉教授。現奈良産業大学教授。理学博士
伊藤ふくお[イトウフクオ]
1947年1月2日生まれ。三重県四日市市出身。コマーシャルカメラマンを経て、1980年昆虫写真家として独立、現在に至る
丸山健一郎[マルヤマケンイチロウ]
1971年4月9日生まれ。奈良教育大学大学院生命地球科学修了。奈良植物研究会、関西菌類談話会、紀伊半島野生動物研究会、橿原市昆虫館友の会などに所属
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