内容説明
古代では袴垂や藤原保輔、近世なら石川五右衛門や鼠小僧次郎吉。歴史に登場する有名無名、無数の盗賊にまつわる史料を拾い集め、興味つきないエピソードを満載。
目次
1 王朝盗賊物語―古代社会(さまざまな盗人たち;男と女 ほか)
2 盗みは死刑―中世社会(『古今著聞集』から;眼には眼を、歯には歯を ほか)
3 十両以上は死罪―近世社会(初期の盗賊たち;十両盗めば死罪 ほか)
4 犯罪の近代化(開化と盗賊;説教強盗 ほか)
5 盗賊論(貧しさのゆえに;風土論)
著者等紹介
阿部猛[アベタケシ]
1927年山形県に生まれる。1951年東京文理科大学史学科卒業。北海道教育大学、東京学芸大学、帝京大学に勤務。東京学芸大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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