内容説明
「ロシア音楽の父」と言われ、『ルスラーンとリュドミーラ』などのオペラで有名なグリンカ(一八〇四~五七)。日本でもたいへん人気のある『展覧会の絵』をはじめとして、『ボリース・ゴドゥノーフ』『禿山の一夜』等々たくさんの有名作品を持つムソルグスキー(一八三九~八一)。そして、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』の三大バレエ音楽、世界中の劇場でオペラのスタンダード・ナンバーとして上演される『エヴゲーニイ・オネーギン』『スペードの女王』など、世界的に知られる名作を数多く生みだしたチャイコフスキー(一八四〇~九三)。十九世紀ロシアを代表する作曲家三人を、最新の研究成果を取り入れて浮かび上がらせた、まったく新しい「ロシア音楽の魅力」。
目次
1 グリーンカ(ロシア音楽におけるグリーンカの位置;生まれと教育;イタリア遊学 ほか)
2 ムーソルグスキイ(ムーソルグスキイとは何者か;生い立ち;青年時代とバラーキレフへの師事 ほか)
3 チャイコーフスキイ(チャイコーフスキイの魅力;生まれと教育;モスクワ音楽院 ほか)
著者等紹介
森田稔[モリタミノル]
1935年旧満州奉天(現瀋陽)市生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科、東京藝術大学楽理科卒業。東京都立高校教諭、弘前大学講師、宮城教育大学助教授、教授、2001年3月同大学定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。