内容説明
本書は、時期の古今を問わず、どんな音律にも対応できる具体的な調律の技法の組み立て方を解説するものである。
目次
1章 平均律―音高のものさし(2の12乗根がなぜ音律として役立つか;困難な計算をたやすくした対数の発見―その平易な解説と応用例 ほか)
2章 純正律―和声的音律(純正律における12のキーの割りつけ;純正律の実用化―ミーン・トーン音律 ほか)
3章 ピタゴラス音律―旋律的音律(ピタゴラス調律実施の技法;旋律的ならびに和声的な特徴)
4章 ウェル・テンペラメント―調性的音律(うまく調律するための原理;ウェル・テンペラメント各調律実施の技法)
著者等紹介
平島達司[ヒラシマタツシ]
1914年生。1936年東京大学理学部卒(専攻は化学)。1960年から神戸・松蔭女子学院大学教授、松蔭女子学院大学、同短期大学教授、相愛大学音楽部講師、音楽学会関西支部監事、日本オルガン研究会運営・編集委員などを歴任。1986年没
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