内容説明
歴史を動かすアブない文書の中身は。日本のUFO教団「CBA」が起こしたハルマゲドン騒ぎと『地軸が傾く』の関係。聖徳太子が書いた72巻にもなる『大成経』の謎。東北地方が中心だった。『東日流外三郡誌』のウソ。東宝の怪獣映画や梶原一騎のマンガに秘められた、オカルト的なイメージ。ほか多数収録。
目次
1章 世界史を変えた偽書
2章 日本史を揺るがした偽史運動
3章 現代日本を騒がす偽書たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
60
偽書の解説書。基本的に取り扱われているのは『シオンの議定書』『竹内文書』『東日流外三郡誌』といった有名な偽書が中心。内容から世に現れてからの流れといったものまでが詳しく説かれていて、内容に親しい者から初心者まで安心して読む事が出来る。ただ後半は流れが変わって朝松健インタビューやUFO教団の預言の顛末、80年代オカルト界隈の裏話などが語られていて、それが滅法面白いのである。あの時代の混沌というか、ある意味何でもありの狂騒ぶりが体験してないにも関わらず何となく懐かしく感じる。意外な面白さを持った一冊でした。2025/07/19
c
1
本のほとんどは「シオン賢者の議定書」「竹内文献(竹内文書)」「東日流外三群誌」といった、お馴染みの偽書を扱うのでどこかで読んだことのあるような内容だが、現代に於ける偽書需要を書く終盤だけ若干毛色が違う。但し現代と言っても、もう三十年近く前の刊行だ。つまりそれは90年代、日本の出版文化が頂点に達していた頃でもある。必然的に、自己言及的な「本に関する本」も多い時代で、この本自体そうした時代の産物なのだろう。朝松健の編集者時代の体験談は70~80年代の話だが、オカルト本の出版という意味ではこの時代の方が熱いか。2025/04/13
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