オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズ
ばら戦争―装甲騎士の時代

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  • サイズ B5判/ページ数 50p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784883178490
  • NDC分類 233.04
  • Cコード C0022

内容説明

イングランド王位をめぐり、英国が2派に分かれて戦った「ばら戦争」。優雅な名前をもつこの戦いは、その名とは裏腹に陰謀と裏切りとなによりも流血にまみれた30年にわたる戦いであった。そして、金属プレートの鎧で身を覆った重装甲兵(メン・アット・アームズ)たちが、肉体と金属の衝突を繰り広げた戦いとして、軍事史的にも大きな特徴を有している。本書はヨーク家対ランカスター家の構図を超えて戦争の事実関係を捉えようとしており、戦場において騎士たちが最後に咲かせたあだ花を描き出そうとしている。ばら戦争を3期に分けて経過と主要合戦の解説を行うとともに、軍旗や兵士たちに使われた制服(定服)と記章の解説が細部のリアリティーを引き出している。

目次

ばら戦争
1455~1464年
1469~1471年
1483~1487年

定服と記章
カラーイラスト解説
資料

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつきネコ

8
リチャード3世の遺体発見の話から詳しく知りたかったが、ダメだ。リチャード3世しか知らない私には経過が分からない。しいて言えば両派閥とも中心人物を殺したと思いきや、別の中心が現れキリがない。しかし、騎士、雑兵、傭兵の装備は興味深い。詰め物で保温性と衝撃吸収をもったジャックをきた雑兵。皆が高価な甲冑ではないが領主が支給のために粗末ではない。イギリスの甲冑は諸国の特徴が混ざりながら、イギリス特有の装いができたり。例えば後まで草摺をつけたり、リチャード3世の大型の肘当てなど。さらに当時のサレット兜はカッコいい。2018/08/07

ブルーツ・リー

3
薔薇戦争について調べたくて、図書館のネットシステムで予約してみたところ、何と50頁程のすっごく薄い本で驚いた。 しかも、イラストが中心で、薔薇戦争の細かい内情までは通じていなくて、理解が、そこまでは進まなかった。 イラストで、戦場でどのように兵を動かしたのかが載っていたから、その辺りは小説で読むだけでは分からない事の理解が少しは進んだけれど。 「イギリスの歴史」ならば図書館にも本があるけれど、「薔薇戦争」というイギリス国内の内乱「だけ」に、特化した本は、公立の図書館には、余り無い模様。2021/06/02

imcool

2
さすがに後半流し読み。2017/08/21

まさる

1
本作はばら戦争について時系列的に説明した書物であり、国内においてばら戦争を扱った書物が少ない為、その概要を知ることの出来る書物として評価できる。2014/05/04

サアベドラ

1
中世の甲冑騎士が活躍した最後の徒花、薔薇戦争。当時の軍装とそれぞれの戦闘の経緯を拝めます。ニッチですが好きな人にはたまらないはず。絶版ですけど。

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