内容説明
『三国志』で活躍する約500人(三国の英雄・豪傑、『三国志演義』のみの登場人物、後漢の群雄たち、方術師・女性・文人など)のプロフィールを『正史』を中心に、『世説新語』『後漢書』『晋書』『三国志演義』などの関連資料のエピソードもあわせて紹介した人物事典。氏名・字の読み、生没年、略歴、戦闘・政治・知識・義理・人望・活躍を5段階で評価したレーダーチャートがある。
目次
第1章 魏
第2章 呉
第3章 蜀
第4章 後漢
第5章 晋
第6章 正史その他―女性・異民族・文人など
第7章 演義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うみ
5
こんなにいたのか、三国志の人々よ!! てな感じで、ほーほーふむふむと読む。挿し絵に不満があるのは、相変わらずだが、それは心の目でなんとか乗り越えるのです!2021/02/05
影実
1
三国志に登場する人物を500人以上紹介した人物辞典。正史・演義の両方の姿を伝えているので、対比して読むのに便利。少し古いのと人数が多くなりすぎて一人ひとりの紹介が物足りないのが欠点。2009/12/19
釈聴音
0
記録。内容を増補した同一著者による『三国志武将事典』も出ているが、そちらは収録人物が増やされた一方で一人当たりの記述量が減らされてしまっているのでこちらの需要はまだあるだろう。2016/05/03
CYD
0
三国志の後漢の霊帝から晋が天下統一するまでの人物辞典です。演技と正史が比較できる他に人物紹介が演技に偏っていない所がや役職、用語説明がある所がいいです。ただ、強いていうなら、正史は魏が漢の正統な継承国なので、魏についてもう少し詳しく書いて欲しかった。また、曹操や蔡琰、十常侍、皇甫嵩等の後漢の将軍に関する説明がやや足りない気がする。 三国志が好きな方や正史を知りたい方にお薦めします。