出版社内容情報
アメリカ政府内にはびこる隠れ共産主義者を告発したジョン・マッカーシー上院議員。マッカーシズム、それはいわば集団反共ヒステリーとして決着されているが、それは実は大戦中の諸政策、ソ連対日参戦、原爆投下、そして戦後は共産主義中国容認というマーシャル国務長官の背信外交を暴露したものだった。我が宗主国・アメリカ様のインチキ現代史を暴くシリーズ第2弾。
内容説明
共産主義と資本主義の対立、米ソ冷戦などというものは嘘っぱちだ!!第二次世界大戦が終わったあとの世界秩序を、自分たちの思うがままに不安定にして、戦乱の火種を残そうとした勢力がいる。世界を自由主義と共産主義に分割し、意図的に両陣営を対立、拮抗させることで利益を得る者たちがいる。それが「新世界秩序」の設計図を引いた者たちであり、彼らに抜擢され操られて上手に使われた政治家が、ジョージ・マーシャル国務長官その人である―いま蘇るマッカーシーの陰謀理論。
目次
第1章 なぜ私はマーシャルを糾弾するのか
第2章 マーシャルと第二戦線
第3章 ベルリンを落とさなかったアメリカ軍
第4章 ヤルタ会談での背信行為
第5章 裏切られた蒋介石
第6章 共産中国はアメリカがつくった
第7章 マーシャルの任務とは何だったのか
第8章 マーシャル=プランの虚妄を暴く
第9章 マーシャル‐アチソンによる謀略戦略
著者等紹介
マッカーシー,ジョゼフ[マッカーシー,ジョゼフ][McCarthy,Joseph Raymond]
1908~1957年。ウイスコンシン州選出、共和党の米国上院議員。第二次世界大戦で海兵隊に従軍後の1946年、上院議員に初当選。1950年、国務省に潜む共産党員の名簿を入手したと発言し、一躍世界の注目を浴びる。中心となって展開した反共産主義運動は「マッカーシズム」と呼ばれた。告発の鉾先はついに政権中枢の不自然な容共政策にまでおよんだが、1954年、全米にテレビ放映された聴聞会での中傷発言が世論の反感を呼んで急速に影響力を失い、上院議会から譴責処分を受けるに至った。1957年、急性肝炎によりベセスダ海軍病院で失意のうちに病没したとされるが、その死因には疑問を投げかける声も根強い。1995年に公開された「ベノナ」文書(米軍謀報部が解読した旧ソ連情報部の秘密文書)によって告発の正当性が証明され、近年再評価の動きが高まっている
本原俊裕[モトハラトシヒロ]
1947年生まれ。翻訳家。北海道在住
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。銀行員、代々木ゼミナール講師を経て、常葉学園大学教授。政治思想、法制度論、経済分析、社会時事評論などの分野で評論家として活動。日米の政財界、シンクタンクなどに独自の情報源をもち、日本人初の「民間人・国家戦略家」として、日本は国家として独自の国家戦略を持つべきだ、と主張している。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムカルナス
yuui02
Rieko
ぽん教授(非実在系)