内容説明
スティーブの若さと端整な容姿、知性ある発言、アップル社の株式公開による1憶ドルを超える莫大な個人資産…。このやせっぽちの情熱的な一青年は、ベトナム戦争後によみがえったアメリカ経済における神話的存在にまでまつりあげられた。本書はスティーブ・ジョブズの波乱に富んだ青年時代の栄光と挫折そして、世界の注目を集めている新たな挑戦(NeXT)を多くの証言をもとに見事に描き出している。
目次
第4部 海賊になろう(“子供たちは待てない”;パソコン界の伝道師;ジョン・スカリーの参加)
第5部 傲慢(1984年は『1984年』のようにはならない;“ビックブルー”との戦い;荒海の中の海賊たち;崩壊か革新か 追われる創業者)
第6部 そして、旅は続く…(NeXT 世界を変えるマシン再び)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
7
下巻はMacintoshの完成、ジョン・スカリーの社長就任から対立によりアップルを追い出されるやNeXTを立ち上げ、ロス・ペローが資本を投資するまでが描かれている。下巻でも著者はジョブズの人間性について容赦なくコキ下ろしている。禅への傾倒についても「スティーブはこれまでにも、禅にも没頭したりしたが、それもいわば飾り物で、質素・厳格を重んじる全集の真理に心酔したわけではない。」という。ジョブズは革新的な製品を世に出した紛れもないカリスマではあるが、こと管理能力、人心の掴み方は全くでたらめでなっていなかった。2013/05/25
カンパネルラ
0
Nextを出すまでで終わってしまっているのでその後のジョブズの活躍は描かれてない、しかし、とんでもないヤツであることにはかわりなく、近くにいたら迷惑だろうな~と思っていたのは、読後も変わらなかった(笑)2011/11/16
nasum
0
今をときめく有名企業がちょいちょい出てきてわくわくした。MicrosoftやAdobeもこの頃から出始めたのだなと。読んでみて思ったのは、やっぱりジョブズはすごいし絶対上司にしたくない天才だということ。2011/11/13