プロセス―太田省吾演劇論集

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880593234
  • NDC分類 770.4
  • Cコード C0074

内容説明

かつて劇団転形劇場を主宰し、小劇場の推進者として上演、劇論活動を精力的に行ってきた著者の三冊の演劇論集(『飛翔と懸垂』『裸形の劇場』『劇の希望』)を集成する。

目次

1 『飛翔と懸垂』より(劇の症状:沈黙と劇;役者の背中 ほか)
2 『裸形の劇場』より(自然と工作―現在的断章;“劇”的身体論素描;劇における“身体”の意味 ほか)
3 『劇の希望』より(劇的なるものを疑う;劇の希望;劇の方法 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らじとり

6
劇作家太田省吾の既刊3冊から集成し彼の思考のプロセスを提示したエッセイ。僕らがいきる現代が抱える課題を知るために、演劇に限らずどんな芸術表現に関心のあるひとにも彼の思考にふれてほしいと思う。以下に気に入った文章を。「生の感触がどんなものでも、空虚なものがまつわりそれを振り解くことができないようなものでも、それに〈かたち〉を与えるということは歓びである。それに触れることによって生ずる、あるいはそうしてしか生まれない感覚を振動させることは、一つの感動である。表現は、そういう歓びと感動への希望のはずである」。2015/11/22

y.k

0

HARD SEVEN

0
学生のときに読んだ本だけれど、むしろ今改めて突き刺さる。演劇に関わるものならなおの事だが、ものを作る、語る人の、一つの理想型といっていい姿が見える。貧しい人間にはことさらにまぶしい姿だ。2012/11/22

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