日本ロック雑誌クロニクル

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872338973
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0095

内容説明

日本ロック雑誌興亡史。星加ルミ子と『ミュージック・ライフ』。中村とうよう音楽年表。渋谷陽一やつあたり論争史。『宝島』特集一覧。キャプテン・レコードリリース一覧。阿木譲、伝説の全仕事カタログ。URCレコードと『フォークリポート』。パンクを支えた雑誌メディア。「オリコン」というビジネス。日本版『ローリング・ストーン』の数奇な運命。

目次

序章 ロック雑誌への鎮魂歌
第1章 ビートルズが生んだ日本初のロック雑誌―星加ルミ子と『ミュージック・ライフ』
第2章 日本ロックジャーナリズムの起源―中村とうようと『ニューミュージック・マガジン』
第3章 日本ロックの原点としてのアングラフォーク―URCレコードと『フォークリポート』
第4章 ロック的成り上がり―渋谷陽一と『ロッキング・オン』
第5章 バンドブームとゲリラ雑誌の熱い日々―関川誠と『宝島』
第6章 関西発、伝説のカルト雑誌―阿木譲と『ロック・マガジン』

著者等紹介

篠原章[シノハラアキラ]
1956年、山梨県生まれ。大東文化大学環境創造学部教授。財政学が専門だが、沖縄の社会や文化に関する著作も多い。学生時代から音楽評論家としても活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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時代とともに姿を変えるロックと、その変化と共に創刊され、多様化と共に多産された「ロック雑誌」の現在に至るまでの歴史が客観的にまとめられた一冊。これまで「ロック雑誌」として一括りに捉えていたそれぞれの雑誌は、既存の「ロック雑誌」とは違う、新しい表現を求めた熱意によって創刊されたこと、編集方針も違えば、性格も全く違っていたことがよく分かった。「ロック雑誌」がロックを育み、「時代を作った」とも言えるほどの存在意義があった、まさにその時代をリアルタイムで体験できなかったことが悲しい。阿木譲さんが猛烈に気になる!2017/05/16

ビーフハート

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本書で追求されているのは、日本においてロックがどのように文化として捉えられ、語られていったか。その際のロック雑誌の役割、影響について。本書でも取り上げられているミュージック・マガジン、ロッキング・オンに漠然と感じていたことが明確化された気がした。そしてその存在を寡聞にして知らなかったロック・マガジンと阿木譲氏に関しては驚くことばかりだった。日本とロックの関係について多少なりと興味があるなら読んで損は無いかと。2014/02/04

qoop

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雑誌の浮沈がまんま、日本に於けるロック受容史だったんだと改めて気付かされる。内容もさることながら、オピニオンリーダーとしての雑誌の意義を考える上でも興味深い。2009/09/28

gogo

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著者より一回り半ほど下なので世代としては宝島でした。rockin'onやBURRN!も読んでいましたが既にジャーナリズムを感じる事はなくあくまで情報誌として。それも今はネットで事足りる世の中。但しロックを熱く語る時代があった事は確かでした。カタログとしても秀逸です。2022/10/28

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