社会正義の視点から心理支援を捉え直す

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社会正義の視点から心理支援を捉え直す

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784866162553
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

本書は,心の支援のさまざまな現場における日々の実践を,あらためて社会正義の視点から見直すことをテーマとした書籍です。

この「社会正義」という言葉は,非常にインパクトがある言葉で,心理職の多くにとっては必ずしも心地のよくない,複雑な感情を引き起こす言葉のようです。分かりやすく簡単に表現すれば,社会正義とは,差別的な扱いをなくそうという考えのことだと言えるでしょう。心理支援を社会正義の視点から見直すというのは,心理支援が差別的なものになっていないかを検討しようということなのです。


【目次】

第1部 理論編

第1章 心理支援と社会正義

杉原保史

第2章 特権と構造的差別

出口真紀子

第3章 ポストヒューマニズムの視点から見た心の支援

楠見友輔



第2部 注目される実践

第4章 心理支援はマジョリティによるマジョリティのための支援なのか──チャット相談の実践を通して見えてきたもの

杉原保史

第5章 在日コリアンの朝鮮学校での心理支援から社会正義アプローチを考える

尹 成秀

第6章 SOGI(Sexual Orientation and Gender Identity)をめぐる支援

大賀一樹

第7章 社会正義の実践における自己省察ワーク

蔵岡智子



第3部 教育領域における実践

第8章 教育領域における心理職のアドボカシー活動と心理職自身のセルフアドボカシー活動

中澤未美子

第9章 教育領域における社会正義アプローチとしてのシステム構築やアドボカシー──ミクロからメゾ,マクロへの広がり

窪田由紀



第4部 医療領域における実践

第10章 心理職は社会を変えられるのか──精神科リワークにおける職場側との交渉で経験したこと

廣瀬雄一

第11章 優生学への反省を今ここに宿す心理支援──チーム医療と地域包括ケアを舞台に

今北哲平



第5部 福祉領域における実践

第12章 社会的に周縁化された子ども・若者への心理支援を捉え直す──社会的養護における実践を手がかりに

井出智博

第13章 発達支援と社会正義の狭間で

障害児支援における心理支援のあり方と心理職の揺らぎについて

本阿彌はるな



第6部 産業領域における実践

第14章 社会正義の視点からみるEAP支援の再考

松本桂樹・榎本正己

第15章 小児がん経験者へのキャリアカウンセリング──社会正義の視点による実践

野々垣みどり



第7部 司法・矯正領域における実践

第16章 犯罪の被害を受けた人への心理支援を社会正義の観点からとらえなおす

齋藤 梓

第17章 犯罪をした者への心理支援のあり方

浅見祐香

内容説明

この本は、心理支援の実践をあらためて社会正義の視点から見直すことをテーマとしたものです。「社会正義」という言葉は、非常にインパクトがある言葉です。心理支援に関わる私たちは、社会の中にある不正義とどのように向き合うべきなのでしょうか。本書が提起している問いは、社会正義という理念を心理支援にどのように取り入れるかという技法的な問題にとどまるものではありません。むしろ、心理支援の専門性とは何か、そして私たちはどのような姿勢でクライエントの困難と向き合うのかという、より根本的な問いに関わるものです。心理支援の新しい日常を考えるこの1冊で、じっくりと考えてみませんか。

目次

第1部 理論編
第2部 注目される実践
第3部 教育領域における実践
第4部 医療領域における実践
第5部 福祉領域における実践
第6部 産業領域における実践
第7部 司法・矯正領域における実践

著者等紹介

杉原保史[スギハラヤスシ]
京都大学教育学部ならびに京都大学大学院教育学研究科で臨床心理学を学ぶ。現在、京都大学学生総合支援機構学生相談部門長、教授。教育学博士(京都大学)。臨床心理士・公認心理師。専門は、心理療法への統合的なアプローチで、学派の垣根を超えて有効な心理支援のあり方を広く探索することに興味がある

井出智博[イデトモヒロ]
久留米大学、東亜大学大学院、九州産業大学大学院で臨床心理学・人間性心理学を学び、特に子ども家庭福祉領域における心理支援の実践、研究に従事。現在、北海道大学大学院教育学研究院、准教授(福祉臨床心理学研究室)。文学博士(九州産業大学)。臨床心理士・公認心理師。専門は社会的養護や貧困など周縁化された子どもへの心理支援

蔵岡智子[クラオカトモコ]
熊本大学大学院教育学研究科で臨床心理学を学ぶ。児童心理療育施設、スクールカウンセラーを経て、東海大学文理融合学部地域社会学科准教授。教育学修士(熊本大学)。臨床心理士・公認心理師。心理支援者が人権と社会正義を実践できる専門職へと成長するための教育とアドボカシーを主な研究テーマとしている

齋藤梓[サイトウアズサ]
上智大学文学部および上智大学文学研究科で臨床心理学を学ぶ。現在、上智大学総合人間科学部心理学科准教授。心理学博士(上智大学)。臨床心理士・公認心理師。専門は、被害者心理や被害を受けた方への心理支援、トラウマ焦点化認知行動療法など。殺人や性暴力等の遺族、被害者への支援に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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