出版社内容情報
「意識はどのようにして生まれるのか」,「AIに心はあるのか」,「そもそも心とは何なのか」
これらの“難問中の難問”に,精神分析と脳科学の分野を自在に横断する稀代の臨床家,岡野憲一郎(京都大学名誉教授)が挑みます。
幽体離脱体験,多重人格,トラウマ,依存症……。不思議な症例や最新の脳科学研究を参照しながら,脳と心の驚くべきメカニズムを明らかにし,人間存在の根源に迫る,知的好奇心を刺激する一冊です。これから心理学を学ぶ方や,心の問題に関心がある方にも開かれた本になりました。
内容説明
「意識はどのようにして生まれるのか」、「AIに心はあるのか」、「そもそも心とは何なのか」―。この本は、これらの難問に、精神分析と脳科学の分野を自在に横断する稀代の臨床家、岡野憲一郎(京都大学名誉教授)が挑んだものである。本書は、現代において目覚ましい進化を遂げているAIと人間の脳の類似性を紐解きながら、人間の意識の謎にかかわる幽体離脱体験、多重人格、トラウマ、依存症など、最新の脳科学研究や自身の臨床経験から、人間存在の根源に迫る刺激的な思索・知見がまとめられている。専門家のみならず、これから心理学を学ぶ方や、心の問題に関心がある方にも開かれた一冊となった。
目次
私には脳科学はうさん臭かった
ニューラルネットワークとは?
ニューラルネットワークとディープラーニング
脳の表面では神経ダーウィニズムが支配する
意識とクオリア
解離性障害の脳科学
左右脳の問題
快感と脳科学
嗜癖の成立
脳科学とトラウマ
心理療法家にとっての脳科学
著者等紹介
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1956年、千葉県生まれ。1982年、東京大学医学部卒。1986年、フランス政府給費留学生としてパリのネッケル病院精神科で研修。1987年、渡米、メニンガークリニック精神科レジデント。1990年~2004年、シャウニー郡精神衛生センター医長。2004年、帰国、聖路加国際病院精神科勤務。2005年、国際医療福祉大学精神科教授。2014年、京都大学教育学部教授。2022年、京大を退官、現在本郷の森診療所院長、京都大学名誉教授、精神分析家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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azu3