出版社内容情報
この本は,里子のこころちゃんと実子のさとりちゃんのお話です。
こころちゃんのママは,ある日突然いなくなってしまいました。そして,こころちゃんは保護され,施設でみんなと生活をするようになりました。
一方,パパとママがある日,里親をやってみたい,と言い出したことから,さとりちゃんの悩みが始まります。
社会的養護にかかわってきた作者による里親家庭を取り巻く絵本です。
内容説明
この本は、里子のこころちゃんと実子のさとりちゃんのお話です。こころちゃんのママは、ある日突然いなくなってしまいました。そして、こころちゃんは保護され、施設でみんなと生活をするようになりました。一方、パパとママがある日、里親をやってみたい、と言い出したことから、さとりちゃんの悩みが始まります。社会的養護にかかわってきた作者による里親家庭を取り巻く絵本です。
著者等紹介
ひぐちあずさ[ヒグチアズサ]
愛知教育大学准教授。公認心理師・臨床心理士・人間科学博士。子どもの福祉、社会的養護における心理支援・学術研究に従事する
おがわまな[オガワマナ]
イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
前半は里子になる子ども、受け入れ先の家の子どもの気持ちに焦点を当てた絵本。後半は里親制度について書かれている。里親制度は知らない事ばかり。2022/09/28
たまきら
35
夫と里子について何度も話し合い、その度に日々の忙しさに呑まれ決断がつかぬまま今日まで来ました。読み友さんの感想を読んでこの本を読み、考えていたら娘が「読みたい」と手に取り、「私ずっと妹が欲しいんだよね」とポツリ。近いうちに家族で、まずは週末だけ、交流を始められたら…そんな風に思います。2025/02/18
ヒラP@ehon.gohon
18
里親制度について描かれた絵本です。 里子になる子、里親になる家族の子の気持ちが同時進行する絵本です。 漠然と里子と言っても、経緯も様々ですし子どもの心の中には、実の親への思いが残っているでしょう。 漠然と里親と言っても、実の子どもではない人間を家族として受け入れる事は簡単ではないでしょう。 この絵本は、一例ではあるけれど、双方の立場で交流期間のプロセスと課題を考える絵本です。 里親になるために、しっかりと考えられなければならない事について、厚めの解説も付されています。2024/12/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
ページの上段には里子になるこころちゃん、下段には実子のさとりちゃん目線のおはなしが書かれています。私の知る里親をされている方は実子がいません。制度のことも少しは知っているつもりでしたがそれは1つの例でしかありません。簡単に平等にすると言えることではないと感じました。2023/07/11
Koji Harasawa
8
里子になるこどもと、受け入れる家の実子の気持ちを丁寧に描いている。こどもの気持ち、表現がむずかしいけど、推し量ることはできるかな。大人が、きちんと向き合えるようにならないとな。こどもだったし、僕も。2022/10/17
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