出版社内容情報
広大なバーラトの大地を、飛行機やバスを使わず列車だけでぐるり一周してやる!
インドの混沌パワーに辟易し「二度と行きたくない」と言い放っていた旅作家の嵐よういちが、13年ぶりに彼の地を旅した。インド鉄道は過酷か?天国か?遅延・キャンセル当たり前、過酷な暑さ寒さ、ヒドいトイレや変な乗客に耐え、無事に旅を完遂できるのか……。
筋金入りのバックパッカーが挑んだ混沌と憤怒と灼熱の鉄道紀行。
内容説明
インド列車の旅は過酷か、極楽か?広大なバーラトの亜大陸を列車だけでぐるり一周!「海外ブラックロード」の旅行作家が挑んだ混沌と憤怒と灼熱の最恐インド列車紀行。
目次
第1章 混沌のニューデリー
第2章 ピンクシティージャイプール
第3章 三回目のムンバイ
第4章 旅行者が行かないプネー
第5章 開放的なゴア
第6章 共産党の旗がはためくコーチン
第7章 インド四大都市の一つチェンナイ
第8章 魑魅魍魎のコルカタ
第9章 ガンジス川を誇るバラナシ
第10章 そしてゴール ニューデリー
著者等紹介
嵐よういち[アラシヨウイチ]
東京都杉並区出身。訪問国は93ヵ国。特に好きな地域は南米(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
17
【購読】インドを鉄道で一周してみよう。いいね。実際には、鉄道のキャンセル、乗り遅れで鉄道で一周は未達成。残念でした。★インドでの鉄道乗車は計画はしっかりと、余裕を持って。★人を見る目を養って、然るべき人に頼れば、インドでもどこでもやっていけるんじゃないかな。あと、助け合うこと。2024/09/14
たっきー
12
ひと月を超える、列車でのインド一周旅レポ。現地の空気感が伝わってくる。が、かなり体力に自信があって、どんなトラブルも楽しめるくらいでないとインド列車の旅は難しそう。2024/03/26
yurari
6
インドを列車で一周するというハードな旅記録。インド旅行前に読んでおけば、トラブルを回避するための心構えが分かって良いと思う。ウザいインド人がたくさん登場し、旅行中の著者はとても楽しそうには見えない。それでもまた行きたいかと聞かれたら時間が経てばまた行きたくなると言う。私自身はインドの魅力にとりつかれ、2年続けてインドに行ったくらいインド好き。各地にあまり長居しない著者の旅行スタイルだとインドの魅力が伝わらないのでは…という気がする。その点がちょっともったいない。2024/02/11
てるぅ
5
インド旅行中に読んだので驚きより頷きの方が多かった。クラクションや無駄に話しかけてくることとかはもちろん、特に私はチャイにハマり中で、何杯も飲んでいるけど、それがイギリスにいい茶葉を奪われた結果の産物なことを知って何故かより一層の愛着感じた。ますますインドが興味深くて次は南インドに挑戦したいな。2024/12/31
moon-shot
5
SNSの時代らしいライブ中継っぽいインド旅行記。そうなるとトイレの話とかぼられそうになる話とか、インドでは絶え間なく発生するトラブルの話題が必然的に多くなるのですが、落ち着いて書かれた旅行記とはまた違う味わいがあって、それなりに面白かった。私も過去一度だけニューデリーに行ったことがありますが、公衆便所に初めて入った時の衝撃は忘れられません。トラウマになりそうなレベルでした。ゴロンと横になってインドの街角のYoutube動画を見る代わりに、たまにはへそまがりに活字を追って脳内の景色を楽しむのも乙なものです。2024/04/24