医療制度改革の比較政治―一九九〇‐二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

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医療制度改革の比較政治―一九九〇‐二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861105340
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C0031

出版社内容情報

米・英・日の3か国を比較し、1990年代の医療制度改革における「診療ガイドライン」をめぐる政策の成否の要因を明らかにする。

はじめに 一九九〇年代以降の医療制度改革
第1章 医療をめぐる政治
1 医療保障制度の起源と専門職
2 医療専門職の専門分化
3 医療の受け手と国家
4 医療保障をめぐる先行研究
第2章 分析の基礎概念と本書の仮説
1 分析の基礎概念
2 本書の仮説
第3章 米国編
1 前史
2 レーガン・ブッシュ政権下の医療費抑制策
3 クリントン政権下の医療制度改革
4 本章のまとめ
第4章 英国編
1 前史
2 医療保障制度の概要
3 保守党政権下の診療ガイドライン政策
4 労働党政権下の診療ガイドライン政策
5 本章のまとめ
第5章 日本編
1 日本の医療制度の概要
2 医療制度改革の端緒
3 一九九〇年代の医療制度改革
4 第四次医療法改正と診療ガイドライン政策
5 本章のまとめ
第6章 日本の医療専門職の「プロフェッショナル・フリーダム」
1 戦前
2 戦後
3 武見太郎日本医師会長の登場と国民皆保険の実現
第7章 医療制度改革下の専門職政治―結論にかえて―
1 米国、英国、日本における医療制度改革
2 本書の到達点
3 本書の課題と発展可能性
おわりに
参考文献
巻末資料
索引


石垣千秋[イシガキチアキ]

内容説明

誰が医療をめぐる政治を左右するのか?医療の質を保ちつつ、医療費を抑制する―各国で行われた医療制度改革は、医学界に新しいパラダイムをもたらした。技術的な専門性が高く、不確実性が高い分野の政治はどう展開するのか。三か国での改革の経緯を丹念に追い、現代の専門職政治の様相を明らかにする。

目次

第1章 医療をめぐる政治
第2章 分析の基礎概念と本書の仮説
第3章 米国編
第4章 英国編
第5章 日本編
第6章 日本の医療専門職の「プロフェッショナル・フリーダム」
第7章 医療制度改革下の専門職政治―結論にかえて

著者等紹介

石垣千秋[イシガキチアキ]
石川県生まれ。1994年東京大学文学部卒業。三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)勤務、バース大学大学院(英国)等を経て、2012年東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。2014年博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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