内容説明
内部告発者がもたらしたもの、内部告発者が背負うもの。
目次
第1部 偽装(再就職;臭い肉;販路拡大;偽装の天才;限界;肩たたき)
第2部 告発(保身;スクープ前夜;露見;恥さらし;行政の罪;孤独)
著者等紹介
赤羽喜六[アカハネキロク]
1935年長野県生まれ。上伊那農業高校卒業。長野地方法務局飯田支局勤務を経て、(株)三協精機製作所入社。関連企業の三協商事営業部長、三和興業常務取締役を歴任後、78年に野口観光(株)入社。常務取締役、苫小牧プリンスホテル・室蘭プリンスホテルの総支配人を務める。95年に同社退社後、ミートホープ(株)に入社。2006年に退社するまで、同社常務取締役を務める。同社在籍中から内部告発をはじめ、事件発覚のきっかけをつくる
軸丸靖子[ジクマルヤスコ]
宮崎県出身。南日本新聞社会部記者を経て米国留学。2004年、コロンビア大学公衆衛生大学院修士課程修了。帰国後、「Medical Tribune」編集部、「OhmyNews」編集部を経て現在フリーランス記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわくわく
3
すごく気分が悪くなった。テレビで話題になっていたときは、どこか他人事な印象であったけど、今はそうじゃない。知らないうちに蔓延っている。2012/01/17
live-gon(リベゴン)
2
ミートホープ事件を内部告発した人の本。インタビューを文字起こししたものらしく、読んだ感じがちょっと変だけどそこは慣れると思う。ミートホープの社長のひどさについても読んで欲しい。意外な収穫だったのが、内部告発者のリアルな心理である。正義感じゃなかったりするし、家族や社会が意外と理解してくれなかったりと、そのあたりを知れて、考えさせられた。2014/08/06
ちゃんじょん
1
安すぎる食べ物は買う前に一度、考え直すようになった。責任感と正義感がある赤羽さん、ありがとう!
イガラシ
1
社長が逮捕され、従業員は職を失い、告発者も周りから冷たい目で見られた。しかし偽装を知っていて知らんぷりをしていた行政の責任は問われなくて良いのだろうか。消費者庁ができたが、何か変わったのだろうか。2010/06/14
paipoi
1
ほぼテレビで見知った内容。ライターの書き方が悪い所為か伝わってこない。2010/06/15