内容説明
目ざまし時計がなって、街が目をさまします。「いってらっしゃい」の声におくられて、通りはたちまち人でいっぱいです。朝と夕方のラッシュアワーをリズミカルな言葉とカラフルな絵で描いています。
著者等紹介
ルーミス,クリスティーヌ[ルーミス,クリスティーヌ][Loomis,Christine]
作家であり編集者でもあり児童文学の評論活動もしている。アメリカのコロラド州に、夫と3人の子どもとともに暮らしている
たかばやしまり[タカバヤシマリ]
東京生まれ。大妻女子大学で学び、1990年ニューヨークに渡る。現在も夫と子どもとともにニューヨークで暮らしている
まえざわあきえ[マエザワアキエ]
青葉学園短期大学助教授。専攻は言語学。幼い頃から絵本が好きで、アメリカ留学中に英米児童文学に親しみ、以来すぐれた児童書の紹介に力を注いでいる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼりちゃん
31
朝。街が動き出す。家から出てくる人々。通勤ラッシュ。自転車に乗って バスに乗って 車に乗って 電車に飛び乗って 地下鉄に乗って フェリーに乗って 飛行機に乗って……人々はそれぞれの場で仕事にとりかかり、昼の街は少し落ち着きを取り戻す。夕方。街はふたたびラッシュアワーに。飛行機に乗って フェリーに乗って 地下鉄に乗って 電車に飛び乗って 車に乗って バスに乗って 自転車に乗って……人々は家に吸いこまれていく。 ニューヨークの街の一日のリズムが楽しい絵本。行き交う一人ひとりの人生に思いを馳せたくなります。2021/02/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
人々の一日の様子。通学や通勤のひとそれぞれ。1日をそれぞれの場所で過ごした後、待っているのは「おかえりなさい」2023/06/03
遠い日
7
さまざまな人々の朝と夜。一日の始まりの忙しなさ。それでも、今日という日を紡ごうとする前向きな気持ちがあふれる。細かく描きこまれたたくさんの人々の朝の時間。一日働いて、帰る夜。家族のもとへ、安らげる家へ。家族とともに過ごす安息の時間が広がる。今日という日の、一回限りの、愛おしさ。2013/10/07
そうさん
5
4歳6ヶ月。信号が出てくるからという理由で選んだ本。街の様子が細かく描き込まれていて、見応えあり。再度ゆっくり眺めたい。2019/02/03
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2016/10/19