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出版社内容情報
明るさだけが取り柄の高校3年生・花丸森写歩朗(はなまるもりしゃぶろう)の部屋へ、ある夜一人の少女が飛び込んできた。ジルと名乗るその少女はなんと吸血鬼。あまりに現実ばなれした出来事に驚き恐怖する森写歩朗。しかし、吸血鬼狩りブラックウィナーに追われ重傷を負ったジルに同情し、かくまってほしいという彼女の願いを聞きいれる。こうして暮らし始めた二人は徐々にお互いに惹かれていくが、人間と吸血鬼という種族の壁は高かった。思い悩むジルと森写歩朗。そこにとうとうブラックウィナーが現れた。果たして二人の運命は? そして恋の行方は……!? 第4回電撃ゲーム小説大賞〈銀賞〉受賞作、待望の刊行。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
5
BW。昔のコメディ漫画を小説にしたような、ラノベらしいといえばラノベらしい文体。簡素さは共通してるけど、『スレイヤーズ』とも違う。さむ〜いオジサン系統になりそうなんだけど、実際の作者の若さゆえか、簡素さが幸いしてかそこまでいかない。というフシギな文体。吸血鬼ラノベを読破していこう企画。BBBがシリアスすぎるので、息抜きに読むラノベはこーゆーのがいいんだよ感。2024/08/17
あい
2
高校の先輩のデビュー作。母校の演劇班顧問がモデルと思われる登場人物がいたり、結構内輪ネタが多かった気がします。今でもご活躍なのだろうか……。
イミナイゴ
2
何度目かの再読。私のライトノベルの始まり。ゆえに別格であり評価のしようがない作品。漫画ではなく小説で笑わせるなんて、コメディではなくがっつり笑わせるなんて、この作品の前には存在していなかった。こののちに続くギャグ系ライトノベル全ての始祖だと思う。2012/05/29
Tia
1
面白かったけど、シリアスはシリアスにして欲しかったかな2012/10/28
ファーラス
1
今さらながら。確か中1で読んだかな。当時の自分としては、ユーモア・ウィットのセンスに惹かれた。「頭をフル回転させるんだ」→「空回りの音がした」なんか今でも覚えてるなぁ。次回作に何のキレも無かったので、阿智先生の中では力を出し尽くしたシリーズではなかろうか。2012/04/28