内容説明
まこちゃんは、にゅうえんしきからかえって、おひさまえんにいかないって、いいだしました。おばあちゃんはまこちゃんに、ようちえんにいかないってないただれかさんと、さくらのきのおはなしをして、はげましました。入園に不安な子どもたちの気持ちを、優しくつつみ、あとおしをする、心あたたまる絵本です。
著者等紹介
あまんきみこ[アマンキミコ]
1931年、旧満州に生まれる。『車のいろは空のいろ』(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸推薦作品賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞、『だあれもいない?』(講談社)でひろすけ童話賞を受賞する
石井勉[イシイツトム]
1962年千葉県に生まれる。漆工芸、染色工芸を学び、その後、絵本や挿し絵で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
52
娘チョイス。幼稚園の入園に不安を抱える子を桜の花びらが優しく励ましてくれるお話。ちょうど一年くらい前、そういう不安にかられていた身としては、懐かしく読んだ。今は、幼稚園で友達や色々な思い出ができ、感慨深い。2016/10/30
chiaki
21
この春入園の次女に読み聞かせ。幼稚園を心待ちにしながらも、いざ入園となると渋るまこちゃんとだれかさんの様子が、体験入園を終えた次女とそっくり!ひらひらと舞い散る桜の花びらに、揺れる心のコントラストが素敵でした。途中「だれかさん」の正体に気づいた次女はびっくりしてました。2020/01/18
そうさん
10
4歳8ヶ月。幼稚園に行きたくないと言っている子に、おばあちゃんは同じように泣いて嫌がっていた、「だれかさん」の話をする…。ほのぼのいい話。桜に関するお話だし、今の時期にはぴったりだと思う。ただこういった、幼稚園や保育園にありそうな、いいお話系を好まないうちの子どもは反応が薄かった。2019/04/05
なま
8
入園までの期待と入園後の不安が描かれています。マコちゃんの悲壮感が満開の桜が散る儚さにシンクロし、そっと支えてあげたくなる。桜の木に励まされ一年を逞しく過ごす。一年後、同じ時期になった時にマコちゃんだからこそできることがあり、またその力は大好きな誰かさんからちゃワンと受け継がれていたもの。頬を桜色に染めたのは誰だったかな。そっと寄り添って勇気をくれる一冊。2017/12/10
二条ママ
7
4歳2ヶ月。図書館本。年中さんになった娘が、入園した時の事、覚えてるかな。泣いたね。娘も、私も。同じように泣いた。だれかさんはだれ?娘はしらないと。か~ん。2015/05/22
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