内容説明
一流と呼ばれる演劇人たちは、人生の喜びも悲しみもすべて背負って舞台に立つ。客席からは想像すらできなかった彼らの怒り、迷い、悲しみ、そして喜び…。演劇と人生を愛するすべての人々に捧ぐ。
目次
第1幕 熱き青春の継承―古田新太と劇団・新感線
第2幕 最後の新劇俳優―橋爪功
第3幕 変わらない、そして変わり続ける―劇団第三舞台と役者たち
第4幕 ドキュメンタリー女優―大竹しのぶ
第5幕 女優の涙―奥菜恵
第6幕 若き司祭たち
第7幕 幸福な無名時代
第8幕 舞台去来
第9幕 生きるスタイル、演じる力
第10幕 地域に生まれてこそ
著者等紹介
神山典士[コウヤマノリオ]
昭和35年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒。「ライオンの夢コンデ・コマ=前田光世伝」(小学館)で第3回「小学館ノンフィクション大賞」優秀作に選ばれ、以後、異文化、歴史、スポーツ、芸能等さまざまなジャンルの人物を描き出してきた。人の生きざまを見つめ、その背景を洞察する視点には定評があり、いま最も注目される気鋭のノンフィクション作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もじゃ
0
読みながら芝居が好きだという気持ちが溢れ出してきた。もう10年ほど前の本なので当時若手だった人がすっかり連ドラ常連となっていたり、すっかり名前を聞かない人が載っていたりと色々時の流れを感じた2012/05/28
ゆふいん
0
8年前に出版された本。取り上げられた演劇人達のその後が切ない。つい先日解散した劇団、復活を来年に控えてメンバーが大活躍している劇団、芸能界を引退したも同然の女優…。彼ら彼女らを追いかけた本を読んでみたいのだけど、ムリだろうな。2010/11/03
yoyogi kazuo
0
演劇人に対する筆致には思い入れが感じられる。奥菜恵についての文章目当てで読んだが、それについては特筆すべき内容なし。2021/01/14