感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
槙
8
ゴールデンカムイを見て、ヒグマを10歩で倒すアイヌの矢毒に興味をもったところからこの本を手にしてみた。スルクと呼ばれる矢毒にまつわる神話をふくめ学術的な内容が網羅されていて、とても面白かった。2022/04/04
志村真幸
1
著者は、北海道野生動物研究所の所長。 本書は、アイヌのひとびとが主流に用いていたトリカブトの毒について、さまざまな情報を集めた内容だ。 矢毒は明治初期に使用が禁止されたため、ほとんど実態が分かっていない。 江戸期から明治にかけての記録から、矢毒に関する記述を並べ、どのような獲物に対して、どんなふうに使っていたかが明らかにされていく。あらゆる資料が渉猟されており、実に貴重。 また、矢毒にはトリカブト以外の材料も使われていたことが分かっており、それらの配合や製法についても追求してある。 2023/10/21
賢一
0
これは大いに役に立つ! 羆尻川の参考資料にします2022/02/28