内容説明
東洋と西洋の交易、文化交流を支えたシルクロードは海上にもあった!“海のシルクロード”にこだわって50年間、世界50ヶ国、100ヶ所以上の遺跡・博物館を調査してきた著者が集大成した“読む事典”。写真・図版・地図140点。
目次
総論 海のシルクロードと東西交流
1 海のシルクロードによって栄えた港・町
2 海のシルクロードで何が運ばれたか
3 「ヒト」と「モノ」を運んだ船
4 海の遺跡と海底に眠る沈没船
5 海のシルクロードを行き来した人々
6 海のシルクロードの記録・文献
7 海のシルクロードを観る
補論 磁器のふるさと景徳鎮
著者等紹介
三杉隆敏[ミスギタカトシ]
1929年兵庫県生まれ。1952年関西学院大学文学部哲学科美学専攻卒業。白鶴美術館学芸員、小原流芸術参考館副館長を歴任し、現在は愛知県立芸術大学非常勤講師、瀬戸市立染付研究所運営委員。1963年より現在まで世界50ヶ国以上、100ヵ所以上の遺跡・博物館を訪れ、主に中東・ヨーロッパに散在する中国磁器を調査する。磁器の海上運輸に注目し、「海のシルクロード」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
misui
5
シルクロードは大別して陸路が二つと海路があるという。東西交易のために盛んに利用された海路は、各地にその痕跡を留めつつ現在に至る。本書は海のシルクロードに関するキーワードを集大成したもので、都市・特産品・船・遺跡や沈没船・人物・文献などを簡単に解説している。著者の関心が陶磁器にやや偏っており、全体的に雑然とした印象は否めないが、一応は広くカバーしているので確認に使える(年表があればよかったのだけど)。ただし確度は少々心許ない。例えば「キャメロンハイランド」を「カメランハイランド」と表記していたりする…。2013/03/22
-
- 電子書籍
- うちの会社の小さい先輩の話 ストーリア…