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内容説明
赤い三日月が、一人の娘と髪の長い男、そして彼女たちを取り囲む無数の妖怪たちを照らしていた。「おいおい、いい加減にしてくれよ!和穂、一気にケリをつけるぞ!!」「え?ちょっとどうするの殷雷!?」起こりえない現象が起きている。妖怪が大量に出現したり、村人全員が酔っぱらいだったりするのは、すべて地上に飛び散った仙界の道具、欠陥宝貝のせいなのだ―。宝貝を回収するため仙術を封じられた元仙人の和穂と、お供で欠陥宝貝の殷雷刀に、今日も騒動が待ち受ける!大人気中華風異世界ファンタジーシリーズの短編集登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
27
1編につき1宝貝を回収する短編集。本編の軽めの話よりさらにあっさりしている。日用品の宝貝ばかり登場するので、人類の殲滅を目論むレンゲの王が出てきても牧歌的な雰囲気。妖怪ネタをやらない理由を、ちゃんと1つの短編で解説する著者の丁寧さが好き。シリアスな本編の合間に挟むとちょうど良い。富士見ファンタジア文庫だけの傾向なのかわからないが、短編集ではよりライトに、むしろふざけまくる作品が多かったような。封仙はちょうど良い塩梅。2022/01/01
お萩
9
本編と並行して短篇集も読む。筆者が会心の出来と、言うだけあって表題は内容と相まってイイ。酔っぱらい和穂と殷雷がかわいい。2015/04/10
ABCorenge
7
再読。遥かな昔に読んだため記憶にはほとんど残っていない。1996年か・・・四半世紀前となると、すでに古典ラノベと言えるか。ラノベ全盛期、面白い作品も多い。2021/09/05
黒ノ岸シン
2
妖怪ネタをやらないことのために一回触れとくやりかた、たいへんよいなと思った2020/11/07
kmori299
1
再読。タイトルがいいし表題作自体も面白いんだけど、レンゲの話が一番笑った。小物なんだけどおおごとになってる。2016/05/06