内容説明
大正末の男子普通選挙法で激変した日本の選挙。普選直前から翼賛選挙まで、戦前7回にわたる一人の候補者と支持基盤を比較史的手法で分析。戦後との架橋も見据え、これまでの選挙研究に新たな視座を与える。
目次
序章 目的と分析枠組
第1章 代議士への道―一九二四年の二つの選挙
第2章 「二大選挙」―代議士川島正次郎の誕生
第3章 政党政治期
第4章 代議士個人後援会の誕生
第5章 選挙粛正期
第6章 翼賛選挙の時代
補論 戦後政治史への道―公職追放期の川島と選挙
終章 成果と課題
著者等紹介
車田忠継[クルマダタダツグ]
1975年東京都生まれ。2003年3月に専修大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学後、4月より二松學舎大学附属高等学校教諭。博士(歴史学)。専門は日本近現代政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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