内容説明
五十年にわたる直原の詩は、結果として内部と外部のかなり大きな振幅のなかで推移してきた。これは詩人である以前に、ひとりの生活者であり、行為者でありつづけようとして抱えこんだカオスによるものだろう。直原詩の魅力はこのカオスと作者のせめぎあいのなかで生まれ、たかめられてもいる。
目次
詩集『ひびきのない合図』より
詩集『日常的風景』より
詩集『霧がはれる』より
詩集『中国詩片』より
詩集『暮れなずむ』より
詩集『天神筋界隈』より
詩集『きざはしに腰をおろして』より
詩集『断層地帯』より
補遺詩篇