内容説明
監督、選手、育成のエキスパート、代表合宿の取材を敢行!ジバ、アンドレ、シェイラ、パウラ…“グローバル”な選手を輩出したブラジルの育成法とは。
目次
第1章 バレー王国ブラジルの礎(世界ランキング1位のブラジル;日本が見本とするブラジル ほか)
第2章 ブラジルの選手育成法(選手育成のエキスパート;第一段階(初級段階9~14歳)「バレーを好きになることが第一」 ほか)
第3章 ベルナルド・レゼンデ監督の視点(バレーとの出会い;過去のチャンピオンから学んだこと ほか)
第4章 ブラジル代表の練習(充実したバレーボール専用施設での合宿;ブラジル代表の1日 ほか)
第5章 ブラジルのバレー事情(ブラジルのプロリーグ「スーパーリーグ」;ブラジル代表のこれから ほか)
著者等紹介
米虫紀子[ヨネムシノリコ]
大阪府出身。大学卒業後、広告会社にコピーライターとして勤務したのち、フリーのスポーツライターに。2004年に『バレーボールマガジン』で執筆を始め、バレーの魅力にはまる。バレーボール、野球を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ばりぼー
29
現在ブラジルのFIVBランキングは、男子1位、女子2位。「ブラジルは、基礎的なものをすべて日本から学びました」と男子代表のレゼンデ監督は言います。70年代の日本は、身長が低くても、スピードを武器に世界の強豪国と対等に戦っていたが、現在は過去の栄光にしがみつき、規律が厳しすぎて融通が利かず、選手の芽を摘んでしまっている…。ジュニアの頃からそれぞれのカテゴリーで勝つことを目指しすぎて、「遊び」の要素が少なすぎるのが日本のスポーツの欠点です。私も、さっそく「全員が全てのポジション練習」を取り入れました。2013/11/08
綾人
13
ブラジル代表はなぜ強いのか。それは段階的に踏んだ練習メニュー、選手育成の過程、練習する環境など一つ一つのことをこなした先にあるもので興味深い内容ばかりで参考になった。当たり前のことだが、練習する中で自分のポジション以外の複数のポジションでの練習も大切ということがこの本のブラジル代表の練習メニューより実感した。また、身体構造、身体能力、戦術能力、技術力、精神力が成功する選手の条件らしい。その中で今自分に足りないものを徐々に着実に身につけていきたい。2023/08/20
みき
1
ブラジルバレーはなぜ強くなったのか。監督のインタビューや、ユースの育成方法、代表合宿の練習メニューなどからその秘密を探る。やはり興味深いのはユース、ジュニアの育成方法まずは決してしからず、最初は手でつかんでもいいのでミニゲームをさせるなどしてバレーの楽しさを教える、ポジションは固定せず全員にセッターもさせる、など。日本では早い時期からポジションを固定してしまうし、中学の部活では楽しさより「厳しさ」が尊ばれたりするから、かなりちがうなあ、と。そんなブラジルバレーのもともとのお手本は、猫田時代の日本バレーだそ2012/01/04
紫木蓮
1
☆ブラジルのシステム、いいなぁ。日本バレー界は置いていかれるばっかり。2010/01/20
E.T.
0
高さは得られないがパワーはトレーニングによって強化できるのでは、という点は納得。2015/08/09