内容説明
自分探しなんて不毛だ!ここではない何処かへ!目的を忘れ、路頭に迷い、自分を見失った時にこそ拓ける道がある。新たなる千年紀を見失うための33編を収録。
目次
大切なものが見えなくても(ドイツ鯉の思い出;弟を記憶喪失にさせた幽霊 ほか)
心を波立たせるには(いびられババアのいたお店;世にもけだるい一日郵便局長 ほか)
世界はポジティヴな反面教師(黄泉でもし逢えたら;精神世界のナイスな奴等 ほか)
明日はもっと最底の日(アパートの大家;センズリを報告してくる男 ほか)
新しい自分に出会わないために(快感の歴史・オナニー;快感の歴史・セックス ほか)
著者等紹介
ゲッツ板谷[ゲッツイタヤ]
10代の頃は暴走族やヤクザの予備軍として活躍。その後、紆余曲折を経てライターに。著書に『タイ怪人紀行』、『ベトナム怪人紀行』『インド怪人紀行』(スターツ出版)、『バカの瞬発力』『直感サバンナ』(二見書房)、『板谷バカ三代』(角川書店)等がある
松尾スズキ[マツオスズキ]
1962年生まれ。作家・演出家・俳優。88年、大人計画旗揚げ。ほとんどの公演の作・演出・出演をこなす。特徴である過剰な物語性と不条理な笑い、特異なキャラクターには定評があり、活躍は演劇のみにとどまらず、映画・ドラマ・CF出演、シナリオ・エッセイ・小説執筆とあらゆるメディアにその才能を発揮している。著作は『この日本人に学びたい』(ロッキング・オン)、『第三の役たたず』(情報センター出版局)、『大人失格』(光文社文庫)他
直崎人士[ナオサキヒトシ]
1965年鎌倉市生まれ。独身歴35年、獅子座のA型。文筆家。一般誌はもとより、文芸雑誌から音楽誌までジャンルを選べず書き倒す。今年の予定は、まず孤高の天才ジャズ・ミュージシャン、サンラの翻訳書(径書房)にて約80000字の大コラムを担当する。絶滅した乞食たちを聞き書きした書き下ろし『乞食紀(仮題)』(径書房)もある。また別名義による単行本出版される。著書に『痴呆系』(早田工二との共著・データハウス刊)がある
根本敬[ネモトタカシ]
1958年東京生まれ。特殊漫画家。81年「ガロ」でデビュー。以後、仕事は漫画に限らず何ンでもやる。著書に『怪人無礼講ララバイ』『因果鉄道の旅』他。入門用には『心機一転土工!』がお薦め
唐沢俊一[カラサワシュンイチ]
1958年札幌生まれ。作家・評論家。戦後日本のB級カルト研究をライフワークにしている。「と学会」会員。主著に『とても変なまんが』(早川書房)、『カラサワ堂変書目録』(学陽書房)、『キッチュの花園』(メディアワークス)他
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感想・レビュー
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阿部義彦
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
ぴよっ子@読書停滞中
朱音
SKH