ラテンアメリカ 新しい社会と女性

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ラテンアメリカ 新しい社会と女性

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  • サイズ A5判/ページ数 390p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794804792
  • NDC分類 367.255
  • Cコード C0030

出版社内容情報

ラ米13ヵ国とプエルトリコ,マヤ系文化圏の女性たち。「ジェンダーと開発」をテーマにした画期的な地域女性研究!日本を代表する女性のラテンアメリカ研究者が一堂に参加。
20世紀は激動の世紀であったが、最後の四半世紀に起こった女性をとりまく環境の変化もまた、世界各国が経験した共通の変動であった。  1975年に「平等・開発・平和」をスローガンにしてメキシコ市で開催された国連主催の第1回世界女性会議は、世界の多くの国に影響を与え、女性の実質的な解放と男女平等を目指した新しい秩序づくりの出発点となった。そしてスピードに差はあっても、この四半世紀をつうじて各国政府は女性の置かれた環境を改革する努力を行ってきたのである。その成果はめざましい。ラテンアメリカは、そのような変化をもっとも劇的に経験した地域の一つである。  本書では、ラテンアメリカの13カ国とプエルトリコおよびマヤ系民族の文化圏を取り上げ、劇的な変化がどのようにして起こり、20世紀末に女性たちはどのような状況で生きていて、直面している問題は何かを、16名の研究者が紹介している。 ラテンアメリカでは、過去四半世紀の間にそれまでの400年の変化に匹敵するような激変を女性たちが体験した。まず人口増加率の急激な低下に表われているように、1人の女性が産む子どもの数が平均5人から3.1人へと減少した。教育水準の向上は著しく、非識字者の割合は35%から10%へと低下し、多くの国で学校教育における在籍者の半分以上が女生徒となった。さらに女性の社会進出が進み、専門職や管理職に占める女性の割合は先進諸国並かそれを追い抜いている。  政界への女性の進出も、また政治の意思決定過程への参加も拡大した。1999年にパナマで女性大統領が誕生したが、彼女はこの四半世紀にラテンアメリカで誕生した5人目の女性の国家元首である。  このような激動を経験したラテンアメリカ諸国の女性に焦点をあてた本書が、15年前に出した『ラテンアメリカ 社会と女性』(新評論/1985年)の続編として読まれることを希望してやまない。前書では六カ国しか取り上げなかったが、本書ではその対象を倍以上に拡大した。前書で扱わなかった国については、女性史も概観されている。

内容説明

本書は、15年前に刊行した『ラテンアメリカ 社会と女性』の続編として読まれることを意識してまとめられている。前書では6カ国しか取り上げなかったが、本書では、その対象を13カ国とプエルトリコおよびマヤ系文化圏に広げた。これらの国々と地域で、20世紀末の女性たちはどのような環境で暮らしているのか、また、直面している問題はなにかを、16名の研究者が紹介している。前書で扱わなかった国については、歴史的背景にも触れている。

目次

ラテンアメリカの新しい社会と女性―20世紀最後の四半世紀の変化をめぐって
アルゼンチンの新しい社会と女性―男女共同参画社会の実現をめざして
ボリビアの新しい社会と女性―女性政策の進展を中心に
ブラジルの新しい社会と女性―「新生ブラジル」の誕生と伝統的価値観の狭間で
チリの女性運動―反軍政抵抗運動からの脱却を求めて
コスタリカの新しい社会と女性―民主化の土台を支える女性たち
キューバの新しい社会と女性―フェミニズムなき社会の女性たち
エクアドルの女性と新たなる開発―貧困・暴力からの参画を求めて
グアテマラの新しい社会と女性―戦禍を越えて
ジャマイカ女性の社会的平等への闘い―抵抗、組織化、諸問題〔ほか〕