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敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794214997
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

1942年3月、スラバヤ沖海戦のあと、武士道を発揮、危険をおかして英兵422名を救出した工藤少佐の感動の物語。

目次

序章 日英海軍のきずな
第1章 工藤俊作の生い立ち
第2章 海軍兵学校
第3章 日米間に暗雲起きる
第4章 日・米英戦争の序曲
第5章 開戦
第6章 スラバヤ沖海戦
第7章 駆逐艦「雷」の最期
終章 敗戦後の工藤

著者等紹介

惠隆之介[メグミリュウノスケ]
1954年、沖縄コザ市生まれ。78年、防衛大学校管理学専攻コースを卒業。78年、海上自衛隊幹部候補生学校(江田島)、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。82年退官(二等海尉)。琉球銀行勤務などを経て現在グロリア・ビジネススクール校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

26
会社の同僚の方が持っていたのをお借りしました。 駆逐艦「雷」艦長工藤俊作のことは知りませんでした。まさに武士道精神!この方のおかげでどれほどの人が命を救われ、命を繋げて今に至っているかと考えると、戦争中でも人として、日本男児として、もしかすると当時の軍人としてはあるまじき行為だったのかもしれませんが、よくぞ決断してくださったと思います。戦時であっても世界に誇れる日本人の姿を見せつけてくださったと思います。本国日本でこの話があまり受け継がれていないことが残念です。 2015/12/13

mazda

22
海上でおぼれていた英国軍兵士400人以上を救出した、駆逐艦雷の工藤艦長。救出された兵士は、雷を見た途端死を覚悟したと話していたので、当時の戦場で敵国兵士を救出するということは稀だったことが推測されます。それどころか、条約もそっちのけで捕虜を非人道扱いしたり、一般人に危害を加える某国の兵士たちを見ていれば、そう考えるのが普通でしょう。昔の日本人は、戦場でさえ自分たちの誇りを見失わない立派な人たちが多かったと思います。工藤艦長のような立派な日本人がいたことを、今こそみんなが思い起こすときではないでしょうか。2020/11/13

白義

11
エピソード自体はいいのに著者が自分の右派的な思想や当て擦りをたまに入れてくるのがとてもウザいという欠点はあるが、労作である。駆逐艦「雷」による、戦闘海域での英国兵大規模救命活動、そしてそれを指揮した工藤俊作艦長の半生を描いた一冊。鈴木貫太郎時代のリベラルな海軍兵学校で育ち、穏和で部下にも鉄拳制裁を禁じた工藤艦長だからこそ、敵の攻撃の危険がまだ色濃い中で422名という大人数を、乗員一同一丸となって救助することが出来たのだろう。事実、工藤艦長以降の雷艦長たちは横暴で乗員の反乱も起きたという2014/04/20

Terry Knoll

4
太平洋戦争・ジャワスラバヤ海戦で、撃沈された英海軍将兵を救助した、日本海軍駆逐艦「雷」工藤俊作艦長の評伝。 海軍兵学校では校長鈴木貫太郎の薫陶をうけ、校長と同じく「鉄拳制裁」を禁じ、将兵の尊敬をあつめ高い士気と団結力も、救助に役立ったのでしょう。 2021/01/07

Lesta01

4
だいぶ前から積読本になってたので読んでみた。 ・ その中で… 【「諸官は日本海軍の名誉あるゲストである」】 ・ 敵に攻撃されるかもしれない状況の中、わずか150人の兵で海に投げ出されている敵兵422人を救助した。 そのうえ、敵兵に対してこの艦長のスピーチ。 これが、海の武士道と言われた伝説の話か。 さすが各国の海軍が敬意を表するのが分かる。 しっかり武士道を継承していかなければ…2020/05/15

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