朝日新書<br> 日本のエリート リーダー不在の淵源を探る

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朝日新書
日本のエリート リーダー不在の淵源を探る

  • 著者名:橘木俊詔【著】
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • 朝日新聞出版(2015/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022736116

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内容説明

日本のエリートは、いつ、どのような仕組みで誕生し、国家や社会を動かしてきたのか? エリートの役割とは何か? なぜ必要とされるのか? 官僚、政治家、経営者はじめ、各界の役割は大きく変化し、リーダーの「劣化」が危惧されている。「リーダー不在」といわれる今、日本を指導するはずのエリートを徹底分析して問題点を明らかにする。
そもそも日本のエリートは約150年前、明治新政府によって作られた軍人、高級官吏に端を発している。身分を問わない選抜試験制度が創設され、公平な人材登用がなされたが、厳格な「学力主義」の始まりでもあった。以後、現在まで続く「学校秀才が偉くなる日本型システム」に落とし穴はないのか? 明治以降の教育制度、軍人たちの光と影、そして世界の知的エリートたち――さまざまな実例と比較して新時代のリーダー像を追究する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

6
・・・・・・・。参考文献が適度にあるのでそちらを読もうかな。2015/04/21

田中峰和

3
エリートの捉え方は千差万別。著者は軍人と官僚、政治家、学者に分けてエリートを論じる。戦前の軍隊は学力重視で出世も学力と比例していたが、リベラルアーツを軽んじていたので、軍人から政治家に転じるとき、その弊害が出たと指摘する。防衛大卒から政治に転じた中谷某や佐藤某はその典型だ。知性を欠いた発言は国民を愚弄する。戦前は軍人から政治家、官僚から政治家は戦後も続く。このあたりは学力エリートゆえ客観性もあるが、世襲議員や宰相はどうも納得いかない。他国宰相は学力エリートでもあるのに我が国宰相は凡庸な学歴ゆえなおさらだ。2015/11/09

Happy Like a Honeybee

2
日本のエリート教育。官庁は日本陸軍と同様に、卒業時の成績順に起因する事が多い。太平洋戦争における戦死者165万人のうち、70%が餓死者とされている。現場軽視は官僚制の温床か?国際的なエリートを輩出する灘高校では、生徒自らが研鑽できる環境を与えることを役目としている。切磋琢磨できる環境こそ、競争社会を生き抜く糧か。2015/06/18

Mayu

1
(思い出し記録)ゼミ本。学力主義な日本でのエリート像の変化、そして現代のエリート不在にどう対応していくべきかといったこと。エリート像が多様化したゆえにいないように見えるだけなのでは。しかし、オーナーシップを持った人は少ないようにも感じる。。2015/05/01

kyomi

0
明治以降の軍人と官僚のエリートシステムの歴史を興味深く読む。今となっては官僚へのインセンティブは薄れ、リーダーとして大きな仕事をするよりも、短期的な経済的成功を求める人ばかりだと、国の仕組みとしては危ういなぁ。22017/01/17

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