内容説明
本書は、魅力あるブィリーナの一端を読者のみなさんに知っていただきながら、著者と一緒にブィリーナを楽しんでもらえるように、作品のいくつかの大意を紹介し、ブィリーナの概略を述べ、かついくつかの謎解きの試みを紹介できるような構成にしてある。
目次
ブィリーナとは
ブィリーナのジャンルとしての特色
ブィリーナの採録と公刊
ブィリーナの伝承者（ブィリーナの語り手）と伝統
ブィリーナの語り手にはどんな人物がいたのか？
誰がブィリーナをはじめに人に聞かせたのか？
ブィリーナの分布
ブィリーナはいつ作られたのだろうか？
ブィリーナにおける家族関係
『イリヤー・ムーロメツと息子の戦い』で描かれているもの〔ほか〕
著者等紹介
佐藤靖彦［サトウヤスヒコ］
１９４４年東京に生まれる。早稲田大学大学院修了。現在、東海大学外国語教育センター教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
0
ロシアの英雄叙事詩は珍しいので読んでみました(笑)成立年代が１０世紀から１２世紀ってことでやはり荒削りな感じでした。あまりどこかの神話に影響を受けたって感じは無かったな〜。ギリシア神話や北欧神話とは少し違う感じで。若干北欧神話に似てる気がしないでもないけど(笑)キリスト教を守る英雄たちだけど、キリスト教の話は後からつけられたのかな〜って感じでした。2008/12/28
