角川新書<br> 学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場

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角川新書
学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場

  • 著者名:神内聡【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2020/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040823171

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内容説明

(章立て)
はじめに
第一章 スクールロイヤーは救世主か
第二章 いじめ ―予防は困難だが適切な解決の助言役に
第三章 虐待 ―弁護士との連携で防げる可能性は高い
第四章 不登校 ―多様な背景を見極め、調整役に
第五章 校則、そして懲戒処分 ―スクールロイヤーの腕の見せ所
第六章 保護者対応 ―弁護士会の見解は真っ二つ
第七章 体罰 ―現実的な対案を提示できなければなくならない
第八章 部活動 ―白黒つける法律では判断が難しい
第九章 学校事故 ―子どもと教師を守るために
第十章 教師の過重労働 ―原因はたった二つ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すけまる

22
すごく良い本でした。弁護士でもありながら教員の免許も持っており実際に教壇にも立ち、法と教育の両面から見た学校の問題点について述べられる。スクールロイヤーの役割、いじめ、虐待、不登校、校則、保護者対応、体罰、部活、過重労働など多岐にわたる問題について問題点と解決案を述べる。具体的なケースがすごくわかりやすく、難しさを語る。学校という特殊で閉鎖的な空間。昔から教師にはなりたくなかったがこれを読んでもそう思う。だからこそ現役教師には敬意を表す。頑張ってほしい。子供達のために。2021/03/21

寝落ち6段

11
「学校教育はほとんど誰もが経験していることから、教育問題は自分の経験に基づいて評論できる、数少ないテーマである」教育は社会の根幹である。だからこそ、活発に教育論は語られるべきである。しかし、内実を知らず、表面的な根拠らしきものを振りかざす教育論は的外れである。実際に学校に勤める弁護士として、教師とはどのような職業なのか、学校とはどのようなところなのかという根本を語る。そして、政府から下される現場を無視した政策、それによって多忙化する現場、その歪みで苦しむ子どもたちの姿が見える。教育に関心をもたなければ。2022/01/09

クサバナリスト

9
著者は教員免許、経験あり。 不登校とオルナタティブ教育の箇所をピックアップ読み。2021/01/24

totuboy

5
弁護士の資格を持ちながら、教員免許を持ち、現場で教員として働いた経験がある人だからこそ書ける。何よりも現場のリアルな感覚がよくわかっていて、読んでいても共感できる。「教育」と「法律」がどうしてもしっくりとこない点は何か、なぜ現場を無視したような法律が作られてしまうのかがよくわかる。現場を知らない人が作った法律を「コンプライアンス」といって守らせようとしていることがこのまま続けば、明らかに現場はパンクする。(もうしているかな?)2020/10/19

Yuichi Tomita

4
弁護士資格を持つ教員による著書。 教育の場と法律がいかに相性が悪いかを述べる。教育の現場にいるからこその意見が述べられており、納得出来る点も多い。 一方で、教員経験がある弁護士であることの自負が強すぎるきらいがあり、同意できない意見もあった。スクールカウンセラーが教育の領域に口出さない限りは教職資格までは必須ではなかろう。不足しているのはスクールカウンセラーと現場との連携と相互理解ではないかと感じた。2023/03/04

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